行く前に意味なんて分からない
20代後半になって学びなおしたいなと漠然と思っていました。
ただ、あの時は周囲のみんなからそれはそれは猛反対されました。
日本ではそのようなことはプラスにならないと!
親切心で言ってくれてるのは分かっていたので、何も言いませんでした。
僕自身も正直いいことがあるかなんてこの時点では全く見当がつかなったです。行く前に意味が分かっていたら苦労はしませんが、行った経験の方があまりにいなく、当時の気持ち的にはもういいや!とにかく行ってから考えようって思っていました。
この時の自分の頭の中は病気で苦労した10代後半、さまよっていた20代前半、最低限の事を覚えた20代中盤しかなっかたので。
そんな自分の経験から、実際行った後、何が良かったかを書いていきます。
目次
一番良かったのは知識が増える
すごく普通のこと、知識が増える。
これだけ書くと、「そりゃーそうだ!」って思うかもしれません。
でもこれ、本当に大量のインプットを5年かけてやるので、考える部分が本当に変わるんですよ。たぶん、このまま社会人を続けていたら視野はあまり広がらなかったと思うので、延長線上のサラリーマンをやっていたかと思います。
しかし、自分でも思いがけないことになりました。私は社会人で大学に入る前は普通の日系の会社のサラリーマンでしたが、大学に入った後はこんなことをしました。
- 起業して会社を約4年経営
- 絵本作家
- 外資系企業
- TVにドキュメンタリー番組を組んでもらう
- トークショーをする
こんなこと大学入る前に想像できるわけないですよね。
「大学入らなくてもしてたんじゃないの?」って考えてみるんですが、やっぱりできそうにない。じゃあ、大学の何が良かったかって圧倒的なインプット量が増えたことです。
知識が増えることで、今まで見えなかった世界が見えるようになった!
これどういことかって、言いますと、いままで自分の思考内って、自分のインプットをベースに思考するのでインプットがないことに対して意識がいかなく見てるようで全然見えてないんです。よく言われるのが「赤を意識してください!」って言われると赤色が急に見えるように、意識するとしないって本当に大きいんです。
これからも詳しいことは別の記事でも書いていきますが、たぶん次のことを大学でインプットを強制的にしたことが良かったんだと思っています。
- 受験勉強(特に数学と歴史、英語)
- 大学の教養の授業
- 大学の経済学の授業
- 大学の経営学の授業
- 大学の会計学の授業
- 英語の海外留学生との交流
- 大学でできた友達との会話
- 生き生きとした自分より10個下の友達の情熱
- 論文やレポートを書くために調べたこと
大学って情報が沢山あって、すごく有益ですよ!
大学なんてつまらないって思う人沢山いるかと思います。僕自身も大学入ったばかりは年が違いすぎて浮いていて、正直ストレスで何度か吐きました。
でも、人間は変化に弱い生き物だと思っていたので、変化に強くなる訓練だと思い、頑張って慣れていきました。すると徐々に知識が増えこんな考え方、あんな考え方があるんだとあふれてきました。考え方が増えると試してみたいという思いが強くなり結果、起業したりしました。起業自体はうまくいきませんでしたが、大学前の自分には考えられない挑戦が出来ました。大学は入る前には良かったことなんてわかるわけはないです。この視野が開けた感覚は大量のしかも、普段得られないインプットがない限り分からないので、良かったことを考えるのではなく、入学されたら、とにかく今まで自分が考えたり体験しなかったことを大量にインプットすることをお勧めします。
世代間留学
もう一つ良かったなーと思うことは世代間留学を経験した事です。
ぼくは入学する前は勉強するために行くし、こんな年上のおっさんと友達になるわけがないと思って腹をくくっていました。
しかし、10個下の皆さん優しくしてくれまして、すごく沢山の友達が出来ました。良くしてくれて本当にありがとうございます。そして、彼らや彼女らと話しているときに気が付きました。
「話についていけない」
これにはびっくりしました。10歳違うだけで話していることが全然違います。
具体的には下のような事です。
- 流行りもの
- ITの知識は断トツ彼らが上
- 英語や国外経験も断トツ彼らが上
- フットワークの軽さ
- 最先端の社会事情
- 物に関する感覚の差
これ以外にもたくさんありましたが、本当にすごい人が多くてびっくり!
もう話を聞いててもどちらが年を取っているのかわからないですよ。(笑)
ITに関してはほんとうに彼らはデジタルネイティブというくらい使いこなしていましたし流行っているものをよく知っていました。当時はFACEBOOKやTWITTERが少しでてきたときで、その当時ですら彼らはメールはダサい、SNSで電話もチャットもできるとずっと言っていました。ぼくはその時は分からなったので、電話番号とかメールアドレスを交換するものだと思っていたら、笑われました。でも2008年くらいでその感覚ですから、当時の最先端だと思いますよ。その後くらいにLINEが出てきたときに彼らが言ってたことを体現したアプリが出たなって思いましたよ。
あとは、起業することに対しての考え方がいい意味で軽い、自分の概念に起業なんてなかったので、「へ?会社ってそんな簡単に立てようと思うもの?」って思いましたよ。結果、自分も影響を受けて後程、たてるのですが、この経験はカルチャーショックでしたね。サラリーマンやるものだと思っていました。本当に世代間留学という感じで、思考が柔軟です。
あとは国際経験ですかね、自分はふつうに高校に行って、その後いろいろありましたが、サラリーマンになり特に海外の事をあまり意識したことはなかったです。ただい、入学したらいやでも意識させられましたね。
バイリンガルが沢山いるし、海外からの留学生もたくさんいます。自分のつたない英語ではあまり通じないですけど、日本を見る視点や物事を考える視点が広くてすごく勉強になりました。あと多様性を認めてくれますので、ぼくみたいな存在でもユニークで素晴らしいや、海外では当たり前!年齢じゃなくてあなたは何しに来たの?あなたの意見は?って年齢じゃなくて人としての意見を求めてくることもすごく新鮮でした。
この当時の経験で外資系企業に自分が入れるのなら働きたいなって、初めて意識をしまして結果として今働いていますからやはり大きな影響ですね。
世代間留学の得ることは本当にマインドを変えてくれる
こちらは私の体験談をまとめて出版されました。
28才で大学入学32才で内定6社 こすげまさゆき著
こちらは私が書いた本になります。実際に大学に28歳で入学し、世代間留学をしました。その時に時代の早さを感じたり、実際に新たな環境に飛び込むことで人は変われるんだというメッセージを3万字で書いてます。キンドル限定なので、Unlimitedに入られている方は無料です。
まとめ
もちろん大変だったこともたくさんあるので、それは別の記事にまとめます。
私が一番言いたいことは、社会人から大学生になってメリットあるのかな、デメリットあるのかな?なんて、正直その時点ではわからないです。入学してどんな人と付き合ったり、どんな勉強したり、どんな行動を起こすかで、良かったことにもなるし、変わらなかったりもします。僕は本当に目からうろこが出るような体験をできたので良かったと思います。今まで通り過ごしてきた情報や体験が選択肢や実際の行動に移せるのもこの時の経験が大きいですし、そのようなこともあってか、本の全国出版や外資系企業に入社など考えつかなかったことがかないました。5年という歳月をかけて情報を大量にインプットできてよかったですし、代えがたい友達もできました。