私は34歳で初めて外資系に転職した時に、ほぼ同じ内容の職種で給料が1.3倍に上がりました。当時はそれが嬉しくて、やはり外資系企業は収入が上がりやすい傾向があるんだ!と思っておりました。
ただ、一方で周りの知人に聞くと逆の現象もありました。同じ職種にもかかわらず、外資系より日系が高い場合です。
なぜ?
答えは給料に対する支払い方の違いです。
目次
外資系の給料が高い場合

外資系の給料は何で決まっているのか?答えは、
ポジション(職位)です!
もう少し詳しく説明しますと、例えばメーカーで日本支社のマーケティングマネージャーを採用したいと考えます。
その際、外資系の会社はまずこれを決めます。
ジョブディスクリプション!
JDとも呼ばれます。JDとは、
- 何を担当するのか
- どこまで担当するのか
- 目的は何なのか
- どんな能力が必要なのか
- どんなスキルが必要なのか
- 責任の大きさはどこまでなのか
このように求人を出す前に採用者の領域や責任を明確にします。その責任や能力なら、給料はこのくらい出しますよ!と決めてあります。
もちろん、採用者がこれを上回る能力でしたら多少交渉で給料も上がりますし、下回る場合は下がったりします。
しかし、このようにポジションによって明確に分かれています。
私の場合はこのスキルがあったにもかかわらず、日系にいた場合は外資系の相場と日系の相場が大きく違っていました。
まだ、転職する前に、日系で調べて、外資系で調べると、一番大きな会社同士では2倍も違いがありました。その後、ワークライフや福利厚生を調べて、面接でクリアにして、結果として給料1.3倍になりました。
それでは、日系の方が外資系より給料が多くなる場合もあるのはどうしてでしょうか?
日系企業の給料が高い場合
日系企業の大半が給料を決める時のやり方は外資系企業と違います。
日系企業の給料は、
人(年齢・社歴)
で決まる場合が多いです。これは、ずるいわけではなくて、日系企業は人が仕事を作るという考え方があるからです。
外資系企業はあらかじめ組織を先に作り、そこに人材を当てはめていきます。日系企業の仕事はそうではなくて、先に人を決めてから、組織を作っていく傾向が多いです。
そのため、はじめは何をやるか、どこまでやるかが詳細に決まっていないことが多いです。またそのような時に大事なスキルは、
- 社歴
- 社内政治に精通
- 会社外の人脈
- 会社特有の知識
などがあげられます。そのため、その部門の事が詳しくなくても給料が高くなる場合があります。
事例
少し比較して見ましょう。
例えば、メーカーのマーケティングマネージャー(部長)を採用する場合です。
メーカーにもよりますが、マーケティングマネージャーに求められているのは下記とします。
- メーカーのブランド認知
- メーカーの販促促進
- メーカーの口コミ促進
- メーカーのお店をサポート
- デジタルコミュニケーション
- 広告・PRやSNS
たとえですので、上記を向上させて達成するとします。
これを外資系の日本支社が求人を出す場合は、業界にもよりますが、マネージャー食なので、年収で800万円~1400万円くらいだとします。
他メーカーでこれらのスキルがある方や経験がある方は求人によって日系企業より上がる事は多いと思います。
では、日系企業の方が多い場合はどのような場合かと言いますと、
スキルはないけど、上記のスキルをある人を集めて管理している人が多いです。
いかがでしょうか?私は実際にこの経験をしてきて、上の方と話が合わないことが多かったために外資系に興味が出ました。いやいや、そんなことはない!うちの会社の部長は経験豊富で良く知っている人がやっている!よいう方がいたら、その日系企業は良い会社だなと思います。また、かなり、少ないケースなのでうらやましいです。
多くの日系企業は、新しいマーケティングをすることが決まったりすると、マーケティングに精通している人ではなく、管理者をたてて、その下に専門知識がある若手を入れることが多いです。
ですので、現場と上で知識レベルに差があったりします。
その現場の方は、じつは先程のスキルを習得していたとすると、外資系より安い給料で働いていることになります。
また、部長はそのスキルがなくても、外資系より高い給料で働けることになります。
ですので、たまに日系企業でマーケティングマネージャーをやっていて、外資系に転職で面接に来ると、あなたはマネージャーでは取れませんという現象が起きることが多いのはそのためです。
どちらが正解ということではないです!
どちらが、自分の適性や考え方に近くて、なおかつ給料を上げるためにはどうしたらよいかの参考になればと思います。
外資系の転職に関してはこちらが非常に良書です。著者の村上さんは外資系人事や、外資系の転職を11回したかたですので、非常に詳しく書いてあります。私お転職する時には非常に役に立ちました。
長所と短所

外資系企業と日系企業の給料の長所と短所をまとめます。
もう一度おさらいすると、外資系企業の場合は、給料が決まる要素はこちらです。
- 必要な能力
- 必要な責任
- 必要なスキル
- 評価基準はわかりやすい
外資系企業の考え方はこのような考え方に基づいているので、管理者もコストの管理がしやすく、採用基準も明確です。
一方で日本企業の場合、
- 人脈を生かす
- 柔軟性がある
- 創意工夫ができる
- 社歴を活かせる
- 良い結果も出しやすい反面、悪い結果が見えない場合がある
日系企業の場合は、形にはめることが少ないので、工夫がしやすいです。例えば、外資系では自分の領域が決まっていますが、日系の場合は完全には決まっていないので、より柔軟に工夫して新しいやり方や、部門をまたぐこともできます。
外資系の仕組みの長所は役割が明確なので、管理コストがしやすいです。また、評価も明確にしやすいです。
日系の場合は役割が不明確な分、柔軟にしごとができます。本来の部門をまたいで新しいやり方を築いたりもできます。そのため、裁量も大きくなります。
このように、給料の仕組みが違う為、どちらのやり方が合うかは自分の適性と良いほうではないでしょうか。
私はどちらかというと、役割分担をしっかりしていたかったからです。なんでただ座っている人が高給で、あれだけやっている人が少ない給料なんだろうという違和感に目がいいってしまうことが気になったからです。
ただ実際には、日系企業にいた際も、あの人の人脈がなければできない仕事だなとか、社歴が長く経験もあるからスムーズにまとめている尊敬できる方もいました。
そのバランスが不公平が少しでも解消して、自分のスキルを高く評価されているところを探したら外資系企業だったのです。ですので、
自分の適性に合っていました!
ですので、外資系のほうが給料が高い人もいれば、日系にいた方が給料が高い人はいると思います!
外資系で給料が高い人はスペシャリストが多いです!
もし、専門スキルがあって英語が話せる方で、人脈や社内のリレーションが浅い方は、
外資系の方が給料が高いでしょう!
逆に、柔軟でスキルは概要レベルですが、社内に精通してて、スキルがある方を上手くマネジメントできて、社内や社外をうまく調整できる方は、
日系の方が給料が高いでしょう!
最後に短所としてはこちらです。
外資系企業はスペシャリスト採用ですので、その専門スキルが時代遅れになると給料は下がります。ですので、絶えず勉強は必要です。また、専門知識ばかりで周りが見えていない人も多い傾向があります。
日系企業は柔軟性が高い分、良い時は良いのですが、悪い時に周りから何をしているか見えない部分があります。ですので、何もしていなくても給料が高い人が生まれやすい環境です。
どちらにも長所と短所があります。
こちらを読んで、当てはまるという方がいたら一度、ご自身の働きやすい環境と給料を照らし合わせてお考えになると良いかもしれません。
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おわりに
いかがでしたでしょうか?外資系だから給料が高いのは人によります。
専門知識と英語ができる人は外資系企業の方が重宝されますし、日系より給料が高いでしょう。最たる例はプログラマーやトレーダーなどの専門職です。
ただ、日系企業はスキルより管理能力や人脈、社内に詳しいことが求められます。ある種こちらも専門スキルに近いので、このようなスキルが得意な方は日系企業の方が給料が高くなる傾向にあります。
私は、専門スキルやさ裁量を明確にしてほしいと思っていたので、外資系の方があっていましたし、専門スキル型の職種でしたので給料も上がりやすかったです。
ご自身の考えじゃたや適性に合っていれば、外資系企業で給料が上がることはあります。もし、そうでなければ、転職しない方が良いかもしれません。ご参考になれば幸いです。

